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ちちのとけい

世界でいちばん好きな父が死にました

余命を告げられてからの日々

こんなに泣いて過ごしたことはなかった

   いつも何かに急いでいて もどかしくて 心臓が爆発しそうだった

会うたびにやせて小さくなる父
どんなに焦っても走っても時間についていけない気がしていた

それでも残された1年で私がやれることを全てやろうと決めたのに
家族に泣く時間を与えないかのようにほんの数ヶ月でいなくなってしまった

想像もできない痛みや苦しみをみせず

最後までみんなを笑わせてくれました

家族が困らぬよう死んだ後のことを全て用意してくれていた

どれほどつらい作業だったろう
なんでそんなに強いんだろう

いま、とても幸せだと想う

家族みんなで見送れたこと、苦しい病気が終わり
キラキラした不思議な世界で きっと今頃大好きな人たちと笑ってる

父のような素敵な人間をみたことがない
こんなにも正直で 欲がなく 愛に溢れた父

私を自由でいさせてくれてありがとう

私の描く絵を、わたしのあんぽんたんな行動を

いつも笑ってみていてくれてありがとう

誠実でまっすぐな姿を見せてくれてありがとう

このひとのそばで生きてこられて私は本当に本当に幸せもの

わたしの目標です

父のようなひとになる

 Ricco.

 

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